季節的な特徴として、3月中旬ぐらいから、株式相場は上昇することが多いです。また、3月決算銘柄の期末配当を受け取る権利を得るには、あと3週間ほどとなってきたことも、上昇の要因となってきます。
しかしながら、相場を取り巻く環境を見てみると、先月FRB新議長となったパウエル氏の金融政策やトランプ大統領の保護貿易主義、そして円高といった、日本株の再上昇を阻む懸念材料がいろいろと出てきています。
こうした中、日経平均は、2月中旬の安値と同程度の底が、今週始めに現れました。
これからの時期は、そろそろ再上昇を始めると期待しながらも、相場が安定してくるまで、大きな下落にも備えていくことが必要と思います。